遠回りだった時間も、全部つながっている|デザイナー・大沢 ゆらぎインタビュー
Member interview
2026.2.18
株式会社セルインタラクティブに未経験で入社し、現在はデザイナーとしてWeb制作に携わる大沢。
幼い頃に出会った一冊の旅行パンフレットをきっかけに、デザインという仕事に興味を持った。しかし、その道を一直線に進んできたわけではない。進路を選ぶタイミングで音楽の道へ進み、作曲家を目指して活動していた時期もある。地下アイドルへの楽曲提供や編曲を行い、「音」で表現することに向き合ってきた時間。
一度はデザインから離れたからこそ見えたこと。そして、本当にやりたいことに向き合い直した末に選んだ、未経験からのデザイナーという道。
遠回りにも見える経験の一つひとつが、どのように今の仕事へとつながっているのか。大沢が歩んできた道のりと、現在の仕事観について話を聞いた。
きっかけは、一枚のパンフレット
— まずは、現在のお仕事について教えてください。
大沢:セルインタラクティブでデザイナーとして働いています。Web制作を中心に、サイトのデザインや制作に関わっています。最近は自分の担当範囲だけでなく、制作全体の流れを意識することも増えてきていて、少しずつ視野が広がってきたかなと感じています。
— 未経験からの入社だったそうですね。そもそも、デザインに興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか。
大沢:小学生の低学年の頃に、近くの駅で見かけたJRの旅行パンフレットでした。
— かなり具体的な記憶ですね。
大沢:そうですね。当時はまだ「デザイン」という言葉も知らなかったと思うんですが、絵とは違って、写真や文字、レイアウトが組み合わさって一枚の紙ができていることにすごく惹かれたんです。「どうしてこういう見せ方なんだろう」と自然に考えていました。
— 表現としての面白さに惹かれていた。
大沢:はい。それからずっと、心のどこかにデザインへの興味はありました。ただ、進路を決める時期に音楽の道へ進むことになって、一度デザインからは離れています。

音楽に向き合っていた時間
— 音楽の道に進んだのは、どんなきっかけだったのでしょう。
大沢:もともと音楽も好きで、作曲や編曲をするようになったのが始まりでした。自分で音を重ねていく作業がすごく楽しくて、次第に「これを仕事にしたい」と思うようになりました。
— 実際に音楽制作者として活動されていたんですよね。
大沢:はい。地下アイドルの方に楽曲提供をしたり、編曲を担当したりしていました。プロとして活動することを目指していた時期です。
— 音楽制作の現場は、どんな経験でしたか。
大沢:すごく学びが多かったです。自分が作りたい音と、求められているもののバランスを取る難しさもありましたし、締切の中で形にする大変さもありました。でも、自分が作った曲を誰かが歌ってくれて、それを聴いた人が楽しんでくれる。その瞬間は本当に嬉しかったですね。
— 今の仕事と重なる部分もありそうです。
大沢:ありますね。自分の表現だけでは成立しないというか、誰かに届いて初めて意味があるという感覚は、音楽の時に強く学んだ気がします。
— そこから、なぜデザインの道へ戻ろうと思ったのでしょうか。
大沢:音楽を続ける中で、「自分が本当に長く向き合いたいものは何だろう」と考えるようになったんです。そのときに思い出したのが、子どもの頃から興味を持っていたデザインでした。
音楽に真剣に向き合ったからこそ、自分の中で整理できた部分もあったと思います。やっぱりデザインを仕事にしたい、という気持ちがはっきりしました。

未経験からの挑戦を決めた理由
— 未経験からデザイナーを目指すことに、不安はありませんでしたか。
大沢:もちろんありました。ただ、未経験からデザイナーになった方の話を聞いたことが大きかったです。「自分にもできるかもしれない」と思えたんです。
— そこから職業訓練校へ。
大沢:はい。最短で実務に近づきたかったので、半年間の職業訓練校に通いました。限られた時間の中で基礎を学んで、セルインタラクティブに応募しました。
— 思い切った決断ですよね。
静かに続けてきた、自分のペース
— 少し遡って、幼少期はどんな子どもでしたか?
大沢:比較的落ち着いた性格だったと思います。目立つタイプではなくて、周囲に合わせながら過ごすことが多かったですね。
— 今の印象とも重なります。
大沢:そうかもしれません(笑)。ただ、自分の中では自分のペースを大事にしていました。無理に前に出るわけではないけれど、興味を持ったことは静かに続けているという感じだったと思います。
— 音楽やデザインに向き合ってきた姿勢にもつながっていますね。
大沢:そうですね。すぐに結果が出なくても、続けること自体はあまり苦じゃなかったです。
大沢:そうですね。でも、その経験を通して、興味を持ったことに対して一歩踏み出すことの大切さを実感しました。やらないまま後悔するより、挑戦してみたいと思ったんです。

手が止まっていた時期に学んだこと
— 入社当初はどんなことに苦労しましたか?
大沢:ヒアリングで得た情報をどう表現すればいいのか分からなくて、手が止まってしまうことがありました。何から考えればいいのか分からなくなってしまって。
— 未経験だと、そこが一番難しいですよね。
大沢:はい。でも先輩の提案資料や制作の進め方を見る中で、「いきなり作るのではなく、まず情報を整理して方向性を決める」という考え方を学びました。
— デザインは思考の整理でもある。
大沢:本当にそうだと思います。それを意識するようになってから、少しずつですが進め方が分かってきました。まだ試行錯誤の途中ですが、自分の中では大きな変化でした。
「つくる」だけではない仕事
— 印象に残っている出来事や、「会社らしいな」と感じた瞬間はありますか?
大沢:先輩がクライアントと丁寧に向き合いながら信頼関係を築いていく姿を見たときですね。対話を重ねながら、本当に伝えたいことを引き出していく。その姿勢がすごく印象的でした。
— デザインの前に、人との関係がある。
大沢:はい。ものづくりだけではなく、人との関係性を大切にしているところにセルインタラクティブらしさを感じました。音楽をやっていた時もそうでしたが、最終的には人と人の仕事なんだなと思います。

少しずつ見えてきた、自分の立ち位置
— 入社から今までを振り返って、現在はどんなフェーズにいると感じていますか?
大沢:まだ学ぶことは多いですが、デザインだけでなく制作全体の流れを意識できるようになってきました。周囲の方々に支えていただきながら、少しずつ視野が広がっていると感じています。
— 見える景色が変わってきた。
大沢:はい。以前は自分の作業で精一杯でしたが、今は次の工程やチーム全体の動きを考えるようになりました。自分の仕事がどうつながっていくのかを意識できるようになったのは、大きな変化だと思います。

↑最近、会社に自前のラテマシーンを持ってきた大沢
小さな一歩を、これからも積み重ねていく
— これからのビジョンや目標を教えてください。
大沢:これからも学び続ける姿勢を大切にしたいです。まだできないことも多いので、一つひとつ経験を積みながら、できることを増やしていきたいと思っています。
— どんなデザイナーになりたいですか?
大沢:周囲の方々と協力しながら、より良いものづくりに関われる存在になりたいです。一人で完結するのではなく、チームの中で価値を出せるデザイナーになれたらいいなと思っています。
— 最後に、中途で入社を考えている方にメッセージをお願いします。
大沢:私自身が未経験からのスタートだったので、「最初からできていないといけない」と思わなくても大丈夫だと思います。
興味を持ったことに対して、一歩踏み出してみること。その積み重ねが、少しずつ仕事につながっていくんだと実感しています。
周りの人に支えてもらいながら、自分も成長していける環境だと思います。挑戦したい気持ちがある方にとって、安心して一歩を踏み出せる場所なんじゃないかなと思います。

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